最近何してんの バックナンンバー 2001 (2)
5月31日 7月13日 7月18日 9月28日
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10月のある日

ツアーも終わり、疲れも取れて、今、またいつものペースでいつもの仕事してます。毎日鬱になりそうなニュースばかり。世界は傷んで、迷走しています。そのことに毎日心が囚われてしまって、仕事に集中できなかったり…。だけど、スタジオに行くと、ふっとそのことを忘れます。やっぱり音楽を作っているときって、至福の時です。

傷んで迷走する世界を、私たちは見つめている。見守っている。大地に黙々と流れ続けるひたむきな河のように、私たちは毎日を生きている。惑う気持ちを心にしまって、今までと変わらない日常生活を、やるべきことをこなしながら、続けていくだけ。

決してこの世界から目をそらすことなく…。

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9月28日

めちゃくちゃ久しぶりの更新になってしまいました…。前回のこのページの更新日から、いろんなことがありました。8月には、めでたく私めの新しいアルバムAS ALWAYSが発売(ネット販売はオフィシャルサイトUP&DOWN.COMで。グッズも作りました)になり、ライブツアーも始まりました。札幌、仙台、名古屋、大阪、東京…。あしたが、最終日の東京(草月ホール)です。今回九州に行けずとても残念でした。いつか行きます! 最終日を前にして、ここにお礼を書いておきたい…。ライブに来てくださった人たち、ほんとにありがとう!! 楽しんでくれたかな?

いつでも感想くださいね。土屋公平さんのファンの方たち、私の音楽を聴いてくれてメールやBBSで感想までいただいて、本当に嬉しかったです。最初はどう受け止められるのかな…って、正直不安でしたけれど、会場で楽しんでもらえて心からホッとしてます。公平くんのサイトで私についてまで感想があって…感激です。しかし、いきなりしゃべりでのボケ加減を見られて、なんとも…お恥ずかしい。雑だし…。素の私はそういうヤツです(^^;;; でも、音楽には魂捧げてます(笑) あした東京のライブに来られる方たち、どうぞ、気がねなく、踊りたいときは踊って、声かけたいときは声かけて、自由に楽しんでくださいね

そして、RECからツアーまで、メールやBBSで私を励まし続けてくれ、アルバムやライブの熱い感想を書いてくれた、miccos.com 参加者の人たち、本当に本当にありがとう。各ライブ会場の楽屋には、いつもすてきな花が飾ってあって、miccos.com ぼちぼち たらたら BBSというカードが…。本当に嬉しかったです。参加者の人たち、ありがとうね…。いつも支えてもらってる気がします。他にも、プレゼントやお花やお手紙…。応援してくれて、来てくれるだけでもありがたいのに…。感謝です(T_T)

個人サイトでふたつの掲示板を始めてから約2年。毎日かかさず作られる出席簿。みんな、とても仲が良くて、それでいてオープンで、新しい人たちを優しく迎えてくれる。うちのBBS での出会いがきっかけで、時間をかけて親しくなり、結婚(!)したカップルまでいます(ひねさん、美鶴さん、おめでとうでした)。主催者として、こんなに嬉しいことはありません。ネットの良さは、情報を早く伝達できることであり、普段は接点を持つのがむずかしい人たちと、年齢職業関係なく、いろいろと語り合えることだと思ってます。私のBBSは、だからこそ「雑談」の掲示板として、どんな話題でもいいから、みんなが互いに語り合うことを望みとして作ってきました。私もいち参加者として、タメで話をしてます。PCやネットでの技術的な相談も、それにくわしい人が答えてくれたり、互いに助け合ったりしてます。ネットでの雑談が好きです。

たぶんそれは、私が2年数ヶ月前にネット初心者だった頃、どういうわけか初めてたどりついた掲示板が(幸運なのか不運なのか…)、2ちゃんねるという自由な掲示板だったからでしょう。今はあまりに有名に、巨大になり過ぎて、決して評判のいいところではないけれど、できたばっかりだった2ちゃんねるは、ジャンルもちょっとしかなくて、ほとんどの板がまだスレッド数個くらいしかなく、人がいなくて、がらんとしてて、限られたコテハン(固定ハンドル)の人たちが、まったりとしていたところでした。ほとんどPCやネットの専門家ばかりのそこへ、とんでもない初心者のうえ大ボケな私が紛れ込んで、みんなにからかわれたり、笑われたり怒られたりしつつ、いろいろ教えてもらいましたっけ。数ヶ月だけある固定ハンドルで書いてました。消える直前に仲良くなった人たちにだけ、そっと自分のサイトを教えたらびっくりされましたけど…(今だったら、できないなあ)。その頃出会った人たちは、今でもいい友人たちです。

最近はあまりに巨大になりすぎて、たまに「社会」のジャンルだけROM するのみです。新しいウィルス Nimda の情報をどこよりも早く知ることができたり、たまに覗くとラッキーなことがある。しかし、2ちゃんねるは自由であるがゆえに、また使用者が多いゆえに、悪用されることも多くなり、2ちゃんねるのイメージはあまり良くないですね(^^;;; ネタを見分けて、個人情報を守って、余裕と笑いを持って冷静に読めば、おもしろい場所にもなりうるんですけどね。実は今回のツアー先で、私の楽屋にお花が届きました。『2ちゃんねらーより 愛をこめて ひろゆき&化石コテハン一同』というカードと共に…。いやー、びっくりしました。私も「化石」になってますが(^^;;;、管理人のひろゆきさんも2ちゃんねるも有名になっちゃって、もうああいう出会いなどあり得ないでしょうけど、あの牧歌的だった時代をふと懐かしむことはあります。こうしてお花までくれて…、嬉しかったです。ひろゆきさん、かもんさん、化石コテハンさんたち、ありがとう。ネットが、有効に、初心者に優しく、いろんな人が楽しめる場所であるように、これからも願ってます。

さて――。
そろそろ寝る準備をしなくては…。あした、ツアーの最終日です。敬愛するギタリスト、土屋公平さんと、南部直史くんとのセッションは刺激的で、楽しいです。毎回私も力出し切って弾いて歌ってます。初めての方が多かったにも関わらず、優しく楽しく迎えてくださってありがとう。先日、公平くんとベーシスト吉田建さんの新しい
FUNK UNIT Apollo & Bump School」の初ライブを見に行きました。ふたりに加え、ドラム、打ち込み、パーカッション、キイボード、ツィンヴォーカルという、多人数でのセッション。めちゃくちゃカッコ良かったです!!! いやー、公平くんのFUNK ギターは当然カッコいいんだけど、建さんのベースを生で聴くの初めてで、大感動です。ヴォーカルのふたりもすごくいい。踊ってきました() 12月にも渋谷 ON AIR でライブをやるので、FUNK 好きな人は、GOGO!! です。私も歌詞参加2曲だけしてます。

また、ミュージシャン、シンガーとして、ステージに立てて幸せです。みんなありがとう。公平くん、南部くん、スタッフのみなさま、そして、各地のイベンターのみなさま、本当にお世話になりました。また、続けていけるようがんばります。では、あした、みんなもはじけてね!

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7月18日

きのうは、ベーシストの吉田健さん、土屋公平さん、若きギタリストの方とお食事しました。エスニックな料理もおいしかったけど、音楽の話をたくさんできて楽しかったです。世代やジャンルが違っても、音楽という共通項があると、なんでもしゃべれるんだなって思った。音楽をやれて、幸せです。

さて。やっとRECが終わりました。8月8日から事務所のサイトでアルバムの販売に関してのお知らせがあります。よろしかったら見てくださいね。そして、 ウツのニュー・シングル「Running To Horizon」は8月1日発売です。こっちは、もうみなさま、聴かれてますよね.。

今回の私のアルバムのRECは、なかなかしんどいものでありました。同時進行でウツのRECがあり、一番キツい時は、自分のスタジオが終わった後、夜にウツのスタジオい行って、明け方帰るという感じ。スタジオには、木根ちゃん、久保コージさんもいて、サッカー見たりしつつなごやかに行われていました。

できた歌詞を私が持っていって、そこでみんなで検討する作業。私が「自分の作詞にとりかかれないんだよー」と木根ちゃんに泣きつくと、「みっこちゃんの歌詞は、みっこちゃんがOK出すんでしょ」って聞くので、「そうだよ」と答えたら、「なら、いいじゃん! だいじょうぶだいじょうぶ!」だって。…そういう問題じゃないんだけどなー。と言いつつ、やはり、自分の作詞はまだスタジオが融通きくので、まずがウツの作詞に専念してました。

そしてまた、木根ちゃんが変なことを言い出した。「ねえ、今回のアルバムでは、西門加里復活! ってのどう? おもしろくない?」とか…。冗談だけどね(^^;;; 西門加里って名前は、もう恥ずかしいので使いませぬ。その代わり(ってのはウソだけど)、小室てっちゃんのソロアルバムから、「Running To Horizon」をカバーしようという話になりました。ちょこっとだけ私が歌詞を変えて、ウツが歌入れ。「Dive Into Your Body」と争った曲(というか、元々はTM にと書いたらしいけど)なので、あの頃のTM の香りがする曲です。ウツの声で、また違った世界が広がりました。

ところで、今回の私のアルバムのラフミックスを聴いてくれたミュージシャン仲間、作家の友人たちが、メッセージを書いてくださいました。これも事務所のサイトのページにありますので、読んでみてくださいませ。木根ちゃんや千里くんが言及してますが、今回のアルバムのサウンドは、70年代後半から80年代前半のウェストコースト風なものをコンセプトにしてます。それにプラス、公平くんのファンクテイスト、ロックテイストが加味されて、今までの私のアルバムとはちょっと感じが違うかもしれません。公平くんは、ギターを弾き倒したって感じです。ギターを重ねて重ねて、繊細でいて重厚なサウンド。満足してます。

友人たちのコメントは、優しく暖かいもので、読んでちょいと感激してました。まだREC中の千里くんのコメントには、ものを作る時の孤独感とかが書いてあって、私もまったく同じ気持ちになるので、なんか嬉しかったりして。実はREC中に千里くんが1曲ピアノ参加したいって言ってくれてて、私も楽しみにしてたんだけど、どうしてもスケジュールが合わずで、残念でした。千里くん、RECがんばってるかな…。

ということでRECが終わって、今度はライブの準備です。ちょっとドキドキ。ピアノオンリーがメインだけれど、公平くんと南部くんが何曲かサウンドサポートしてくれます。どんな感じになるのか、まずはリハーサルが始まらないと私もわかりませぬ。来てくれる人たちが楽しんでもらえるようがんばるつもりです。どうぞよろしくです。

でも、そのリハーサルの前に、また作詞のお仕事しなくっちゃ。今、3曲抱えています。ウツのもあるけれど、他の人のもある。自分のRECモードから、早く作詞家モードに戻らなくては…と焦りながらも、つい、自分のアルバムを聴いている私。最初の締め切りがあしただというのに…。さて、がんばろっと。

ところで、きのう、衝動的に髪をブリーチしました。染めたこともないので(ありがたいことに白髪はまだ一本もない)、色を変えたのはこれが生まれて初めて! 自分でやったので、思った以上にかなり明るく(金髪とまでは言わないけど…)なっちゃって、ちょっと今後悔気味。見た感じ、ヤンキー? ミュージシャン? エセ外国人? …それとも、単に若作りしたオバサン? (涙) ……などと、鏡を見つつひとり煩悶している私であります。はー。慣れないことはするもんじゃない。

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7月13日

久しぶりの更新になっちゃいました。
3月から準備を始めてやってきたREC、とうとう終了しました。ふと気がつくと夏まっさかり。

思い立ったのは、去年…だいぶ前なんですが、結局作詞の仕事にまぎれて、なかなか本腰入れられませんでした。1月早々にスタッフと打ち合わせを始めました。TRITON やMS2000、デジタル・マルチ・レコーダーなど買い込んで、自分で打ち込みからやろうかと、一時期はデジタル化に頭がいってました。しかしメゲて…じゃなくて(!)、自分の今までのアルバムを客観的に聴いていくうちに、途中で考えが変わりました。私が今やりたいサウンドってのがだんだん明確になっていったのです。それを形にするには、自分だけじゃだめだ…ということもわかりました(どちらにしろ、打ち込みから自分でやる気力&技術がないんだけど)。

自分がピアノで育ってきて、ピアノで曲を作るので、ギター・サウンドにはとてもとても惹かれます。で、10年来知り合いで、尊敬するギタリストがふっと頭に浮かびました。彼にも、「いつか、なんか一緒にやろうよ」って以前に言ってもらってたので、「そうだ… 私のピアノ一辺倒のサウンドじゃなくて、それに彼のギターが入ったら、すてきだ!」と思いました。で、3月から、その方とスタジオに入り、セッションをしつつ、プリ・プロダクションをしていました。その方とは、土屋公平さんです。みなさん、御存知、去年突然解散してしまった、すばらしいロック・バンド、The Streat Sliders のギタリスト。音楽を一緒に作るのは初めてだから、最初は緊張しましたが、どんどんいい感じに互いの志向が歩み寄っていった感じです。そして、先週から、本格RECに入ってます。サウンド・プロデューサーとして、ギタリストとして、土屋さん(年下なので、普段は"公平くん"と呼んでますが、最高のギタープレイヤー、アーティストとして崇めています)に、アレンジもすべてやってもらってます。―― というわけで、RECや、アルバムについては、これから事務所のオフィシャル・サイト、UP&DOWN.COM の方にも書いていくつもりです。シンガー・ソング・ライターでデビューしたのが、いつのまにやら作詞家としての仕事が多くなっていた私ですが、本来の望みであるミュージシャンとして、アルバムを聴いてもらえたら、本望です。

こんな感じで、最近はずっと自分の作詞作曲をしつつ、RECのスタジオに行きつつ、期を同じくして、知り合いのアーティストのアルバム REC が始まり、そっちの打ち合わせ&作詞もしてます。あっちのスタジオ、こっちのスタジオと、いったり来たりしつつ、家では言葉考えて……最近は、生涯初めてってくらいに忙しく働いています。ネットもちょいとお預け中。今まではずっと、猫のように家でたらたらしてたんですけどね…。それを懐かしみつつ、忙しくできるだけ幸運だと思って、今はただ毎日をバタバタと過ごしています。

そして、もうひとり、友人のアーティストが今アルバム制作中です。大江千里さん(Official Siteはここ)。(彼は作詞作曲をする方なので、もちろん私は制作に参加してるわけじゃないです、念のため)。ただ、Epic つながりで、デビューの頃から知り合いです。千里くんの歌詞には、何度も圧倒されてきました。繊細なメロディ、ステージでのエンターテイナー魂もすばらしい。昨日、KEN と一緒に久しぶりに(去年、一緒にBon Jovi のコンサートに行った以来)千里くんとお食事をしたのですが、変わらない関西ノリで、楽しませてくれました。遠い昔、電話で話した時、お互いにとんちんかんな会話をしたのが忘れられません。

私「千里くんの今度のアルバムの"ちくりんを抜けて"っていう曲好きだよ」
千里くん「…いや、あれ"たけばやし"(竹林)って読むんだけど…」
私「………あうぅ、ごめん…(赤面&涙)」
千里くん(慌ててフォロー)「あ、みっこちゃんのシングル"朝焼けのRailway"、よかったよ」
私「ありがと! でも……あの…"朝焼け"じゃなくて"朝もや" なんだけど…」
ふたり同時に「…………(T_T)」

うーん。今思い出しても笑える(^^;;; なんちゅー会話だ…。あまりに情けなくもおかしかったので、私のラジオにゲストで来てもらった時に、上の会話をもう一度披露したほどでありました。
それはおいといて、千里くんの、詞曲だけでなく、ピアニストとしての才能にも圧倒されます。今でも毎日かかさずハノンを弾いているって言われて、心の中で「が〜ん」とショックを受けていた私です(← ハノン苦手)。ハノンこそ、ピアノの基本。指が堅くならないためには、これを毎日弾かなくちゃね。だから千里くんは、Jazz でもクラシックでも、ファンクでも、なんでも弾けちゃうんだな。うらやましい…。やはり、みんな、陰で絶え間ない努力をしているのでありますね。大江千里くんのアルバムも、楽しみです。私もがんばろ…。

P.S. 最近聴いてる音楽とか書いてくださいってメールがあったので――。ほぼ仕事で曲を聴いてばかりですが、車の中では Under Wold 聴いてます。今ごろになってハマってる(遅い)。トヨタのCMに使われている古い曲…あ、今CDが手元にないのでタイトル出てこない(涙) 何故かふと、古いイギリス映画「炎のランナー」のテーマ曲と、イギリスのバンド Tears For Fears の名曲「Woman in Chain」を思い出させる、いい曲です。

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5月31日

やはり……日記って、続けられないのね…。今回は、日記形式じゃないです。3回目にして挫折(^^;;; 前回の4月13日から、ただバタバタとしているだけで、きちんと何日に何をしたって、覚えてません。…というか、メモをつけてたのに、その紙を間違って捨ててしまいました(ばか)。
今、100年ぶりくらいに、自分のアルバムを作ってます。レコーディングをしてます。 やっぱり、自分のRECは幸せです。ミュージシャンに戻れるから…。もちろん、作詞も遣り甲斐あるし、スタジオも楽しいんだけど、注文以上のものを作って出したいという「職人」的姿勢に徹するから、プレッシャーも大きいです。自分のRECは、ピアノを弾いたり、歌ったりという、精神的な解放の瞬間があるので、ちょっと気持ちが違います。

思い立ったのは、去年…だいぶ前なんですが、結局作詞の仕事にまぎれて、なかなか本腰入れられませんでした。1月早々にスタッフと打ち合わせを始めました。TRITON やMS2000、デジタル・マルチ・レコーダーなど買い込んで、自分で打ち込みからやろうかと、一時期はデジタル化に頭がいってました。しかしメゲて…じゃなくて(!)、自分の今までのアルバムを客観的に聴いていくうちに、途中で考えが変わりました。私が今やりたいサウンドってのがだんだん明確になっていったのです。それを形にするには、自分だけじゃだめだ…ということもわかりました(どちらにしろ、打ち込みから自分でやる気力&技術がないんだけど)。

自分がピアノで育ってきて、ピアノで曲を作るので、ギター・サウンドにはとてもとても惹かれます。で、10年来知り合いで、尊敬するギタリストがふっと頭に浮かびました。彼にも、「いつか、なんか一緒にやろうよ」って以前に言ってもらってたので、「そうだ… 私のピアノ一辺倒のサウンドじゃなくて、それに彼のギターが入ったら、すてきだ!」と思いました。で、3月から、その方とスタジオに入り、セッションをしつつ、プリ・プロダクションをしていました。その方とは、土屋公平さんです。みなさん、御存知、去年突然解散してしまった、すばらしいロック・バンド、The Streat Sliders のギタリスト。音楽を一緒に作るのは初めてだから、最初は緊張しましたが、どんどんいい感じに互いの志向が歩み寄っていった感じです。そして、先週から、本格RECに入ってます。サウンド・プロデューサーとして、ギタリストとして、土屋さん(年下なので、普段は"公平くん"と呼んでますが、最高のギタープレイヤー、アーティストとして崇めています)に、アレンジもすべてやってもらってます。―― というわけで、RECや、アルバムについては、これから事務所のオフィシャル・サイト、UP&DOWN.COM の方にも書いていくつもりです。シンガー・ソング・ライターでデビューしたのが、いつのまにやら作詞家としての仕事が多くなっていた私ですが、本来の望みであるミュージシャンとして、アルバムを聴いてもらえたら、本望です。

こんな感じで、最近はずっと自分の作詞作曲をしつつ、RECのスタジオに行きつつ、期を同じくして、知り合いのアーティストのアルバム REC が始まり、そっちの打ち合わせ&作詞もしてます。あっちのスタジオ、こっちのスタジオと、いったり来たりしつつ、家では言葉考えて……最近は、生涯初めてってくらいに忙しく働いています。ネットもちょいとお預け中。今まではずっと、猫のように家でたらたらしてたんですけどね…。それを懐かしみつつ、忙しくできるだけ幸運だと思って、今はただ毎日をバタバタと過ごしています。

そして、もうひとり、友人のアーティストが今アルバム制作中です。大江千里さん(Official Siteはここ)。(彼は作詞作曲をする方なので、もちろん私は制作に参加してるわけじゃないです、念のため)。ただ、Epic つながりで、デビューの頃から知り合いです。千里くんの歌詞には、何度も圧倒されてきました。繊細なメロディ、ステージでのエンターテイナー魂もすばらしい。昨日、KEN と一緒に久しぶりに(去年、一緒にBon Jovi のコンサートに行った以来)千里くんとお食事をしたのですが、変わらない関西ノリで、楽しませてくれました。遠い昔、電話で話した時、お互いにとんちんかんな会話をしたのが忘れられません。

私「千里くんの今度のアルバムの"ちくりんを抜けて"っていう曲好きだよ」
千里くん「…いや、あれ"たけばやし"(竹林)って読むんだけど…」
私「………あうぅ、ごめん…(赤面&涙)」
千里くん(慌ててフォロー)「あ、みっこちゃんのシングル"朝焼けのRailway"、よかったよ」
私「ありがと! でも……あの…"朝焼け"じゃなくて"朝もや" なんだけど…」
ふたり同時に「…………(T_T)」

うーん。今思い出しても笑える(^^;;; なんちゅー会話だ…。あまりに情けなくもおかしかったので、私のラジオにゲストで来てもらった時に、上の会話をもう一度披露したほどでありました。
それはおいといて、千里くんの、詞曲だけでなく、ピアニストとしての才能にも圧倒されます。今でも毎日かかさずハノンを弾いているって言われて、心の中で「が〜ん」とショックを受けていた私です(← ハノン苦手)。ハノンこそ、ピアノの基本。指が堅くならないためには、これを毎日弾かなくちゃね。だから千里くんは、Jazz でもクラシックでも、ファンクでも、なんでも弾けちゃうんだな。うらやましい…。やはり、みんな、陰で絶え間ない努力をしているのでありますね。大江千里くんのアルバムも、楽しみです。私もがんばろ…。

P.S. 最近聴いてる音楽とか書いてくださいってメールがあったので――。ほぼ仕事で曲を聴いてばかりですが、車の中では Under Wold 聴いてます。今ごろになってハマってる(遅い)。トヨタのCMに使われている古い曲…あ、今CDが手元にないのでタイトル出てこない(涙) 何故かふと、古いイギリス映画「炎のランナー」のテーマ曲と、イギリスのバンド Tears For Fears の名曲「Woman in Chain」を思い出させる、いい曲です。

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