micco's novels


 

ファイブ・ソングス
1991年 角川書店 角川文庫 ISBN4-04-179301-7

1988年にSONY出版(現ソニー・マガジンズ)から単行本として出版されたものが、後に角川書店により文庫化。

TMネットワークに書いた歌詞をタイトルにして、5つの短編を書きました。すべての物語が連動していて、「レインボウ・レインボウ」というバンド、新進のプロデューサー、新人のボーカリスト、ファンの女の子、そのまた姉妹……などなど、いろんな人が出てきます。ストーリーが変わるごとに、主人公も移り変わるという構成。
書いた時にはこれ一冊で終わるつもりだったのに、好評だったのでシリーズとして3まで書きました。
主要人物のひとり「木村拓也」の名前は小室哲哉氏の名前とと語呂が似ているのを、ご愛嬌で考え付いたもの。その頃、SMAPってすでに存在してたのでしょうか。とにかく、後々超有名になる人物と偶然同じ名前になるとは……。実在の人物とは、一切関係ないんです……。とほほ。
タイトルに使った5つの曲は、「Be Together」 「君のファイティング」 「夜の芝生 Time Pssed Me By」 「Fool On The Planet 青く揺れる惑星に立って」 「Telephone Line」。
作詞をするときに想像する風景にストーリーをつけました。書きながら自分自身が奮い立たされた、個人的に大事な大事なシリーズです。

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